このページでは、通常とは異なる方法でのお布施についてお伝えいたします。
通常の1霊3,000円以外に、以下のお布施でもお申し込み可能です。
[1]お好きな金額をお布施として、申込書と一緒に郵送申し込み
[2]金銭以外のお布施でお申込み
「金銭的な負担が出来ないけど、それでも供養はしてあげたい」
というご要望にお応えいたします。
通常の1霊3,000円は、お布施の目安とお考え下さい。
もともと、「子ども時代に亡き犬の為にキチンと供養してあげたかった」という気持ちから始めたペットのお寺です。もし、「子どもの自分にとっては負担が大きいから供養してあげられない」となってしまったら本末転倒です。
お布施の本来の意味に基づいて、金銭よりも気持ちを大切にしたいと考えております。
以下に、それぞれ詳しくご説明いたします。
1霊3,000円をお布施の目安としておりますが、金銭的に負担が大きいと感じられる場合もあるかと思います。
そこで、1霊3,000円にこだわらず、申込書と共にお好きな金額を現金書留にて郵送してください。
金額が少額の場合には、郵便料金(500円以上)が高く感じると思いますので、例えばお布施額が1,000円以下の場合などには、現金ではなく未使用切手を同封して、普通郵便で送っていただいても大丈夫です。
尚、大変申し訳ございませんが、供養証明書の発行は出来ませんので、何卒ご了承ください。
一般的に、お布施というと金銭(お金)をイメージすることが多いですが、お布施は必ずしも金銭とは限りません。
申込書と共に、「こんなお布施をします」と書いたものを同封して、普通郵便にて送ってください。
僧侶が仏前にお供えして、通常と同じ方法で、読経供養いたします。
お布施の例ですが、
「人に対して、出来るだけ優しい言葉を使います」
「朝の挨拶を心がけます」
「支援の必要な猫を1匹保護します」
「1ヶ月間、お家のお手伝いを積極的にやります」
など、どのようなことでも大丈夫です。
お布施は喜捨(きしゃ)でなくてはならないので、「イヤだなー」「やりたくないなー」とか思わずに、「あの子の供養になるなら負担じゃない」「これがあの子の供養に繋がるなら嬉しい」と思えるものにしてください。
小さなお子さんが、この方法でペット供養を依頼したいという場合には、やさしく分かりやすく教えてあげてください。
尚、大変申し訳ございませんが、供養証明書の発行は出来ませんので、何卒ご了承ください。
そもそも供養のためのお布施とは何かということを書いておきたいと思います。
私たちはよく、お寺の本堂の前などにある賽銭箱にお金を入れますが、これもお布施です。
簡単にいえば、供養のためのお賽銭と考えても良いですが、以下に詳しくご説明させていただきます。
(注:正確には、お願いごと成就の為ではなくて、祈願成就のお礼として神仏に奉納する金銭を賽銭といいます)
〜回向供養(えこうくよう)におけるお布施の意味〜
お布施とは、喜んで差し出す喜捨(きしゃ)でして、一般的には金銭(お金)で行われることが多いです。
かなり極端な訳になりますが、
「◯◯の供養のためのお布施」の意味とは、「◯◯の冥福(あの世での幸せ)のために、私はこれだけのことを行います。そして、この功徳(くどく:私が行ったこの行為で得られる良いこと)は、すべて◯◯に回向します(すべて◯◯の実績に振り替えます)。ですので、◯◯があの世で幸せになれるように働きかけてください」
というものになります。
そして、お布施に関して一般的にはお金で行われることが多いと述べましたが、お金以外もあります。
例えば、奉仕や願かけなどもお布施の一種ですので、
お寺の境内掃除をします。
お遍路巡礼をします。
写経したものを奉納します。
御百度参りをします。
のように、
「自分がこれだけのことをしますので、それによって得られるものがあるのなら、それは◯◯のあの世での幸せのために使ってください」
というのが、供養のためのお布施となります。
ですから、昔は、食事の提供、布などの提供、雨風をしのぐ場所の提供、などの衣食住にかかるものを提供することもお布施になりましたし、自分が学んだことを人に教えたりすることもお布施になりました。
現代では、そうしたものの代わりに、金銭(お金)をお布施とすることが一般的ですが、お布施は金銭に限りません。
例えば、有名な、無財の七施(むざいのしちせ、むざいのななせ)なども、その一つです。
眼施(げんせ):優しい眼差(まなざ)しで人に接する
和顔悦色施(わげんえつじきせ):穏やかな顔で人に接する
言辞施(ごんじせ):思いやりのある優しい言葉で人に接する
身施(しんせ):身をもって人を助ける
心施(しんせ):周囲に心を配り、心ある言動で人に接する
床座施(しょうざせ):座る場所を譲る
房舎施(ぼうじゃせ):安息できる場所を提供する
お布施は、想いや気持ちを形にして表す方法と考えていただければ、分かりやすいのではないかと思います。
(訳)
布施の原語である「ダーナ」には、「自分の大切なモノを提供する」という意味があります。
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